
マコデス・ペトラとは・・・
マコデス・ペトラ(Macodes petola)は、ジュエルオーキッドと呼ばれるランの一種で、その美しい葉の模様が宝石のように輝くことからその名がつけられました。このエキゾチックな植物は観賞用として人気があり、育てる楽しみと目で楽しむ美しさを兼ね備えています。



マコデス・ペトラの特徴
マコデス・ペトラは、特に葉の美しさで知られるランの一種です。その特徴的な葉は、濃い緑色に金色や銀色の稲妻のような模様が走り、光の角度によってキラキラと輝きます。この葉の模様は、一見すると複雑でありながらも自然の芸術品のような美しさを持っています。
マコデス・ペトラの生息地
マコデス・ペトラの原産地は東南アジアの熱帯雨林です。インドネシアやフィリピン、マレーシアなどの湿度が高く、温暖な地域に自生しています。これらの地域の森林の落ち葉の中で成長するため、高湿度と適度な日陰を好みます。
マコデス・ペトラの育成方法
マコデス・ペトラを室内で育てるには、以下のポイントに注意しましょう。
光
マコデス・ペトラは直射日光を嫌います。適度な明るさのある間接光が最適です。窓辺に置く場合は、レースカーテン越しの日差しが理想的です。チュン助は、水槽用のLEDライトを使用しています。タイマー付きで便利です。
温度
熱帯性の植物であるため、温度は18度から26度の範囲が適しています。特に冬季は低温に注意し、暖かい場所に置くようにしましょう。
湿度
高湿度を好むため、湿度50%から80%を保つことが望ましいです。霧吹きで葉に水をかけたり、加湿器を使用することで湿度を保つことができます。
水やり
土が常に湿っている状態を好みますが、水はけが良いことも重要です。水やりは土が乾き始めたら行い、過剰な水やりは根腐れを引き起こす可能性があるため注意が必要です。
土と鉢
- 土: 水はけの良い土を使用します。ラン用の培養土や、ピートモスとパーライトを混ぜたものが適しています。
- 鉢: 通気性の良い鉢を選びます。陶器製の鉢や、プラスチック鉢に穴を開けたスリット鉢が良いでしょう。
肥料
成長期には月に一度、希釈した液体肥料を与えると良いでしょう。ただし、肥料の与えすぎには注意が必要です。
チュン助はハイポネックス(原液)を使用しています。薄めて使用しますので、かなり長期間使えます。
マコデス・ペトラ保護と販売に関する注意点
マコデス・ペトラは、その美しい葉と育成の楽しさから人気が高まっており、園芸店やオンラインショップでの販売も増えています。しかし、販売にあたっては注意すべき点がいくつかあります。特に、ワシントン条約(CITES)で保護されていることに注意が必要です。以下に、販売に関する注意点を詳しく解説します。
販売、譲渡をする場合は届け出が必要
マコデスペトラ(和名:ナンバンカモメラン)は、「絶滅のおそれのある野生植物の種の保存に関する法律」に基づき環境大臣及び農林水産省に届け出を行う必要があります。

種の保存法に基づく規制
捕獲・採取・損傷
「種の保存法」に基づく国内希少野生動植物は、捕獲、採取、損傷などが原則として禁止されています。
譲渡しや譲渡しを目的とした広告・陳列
譲渡し等(あげる、売る、貸す、もらう、買う、借りる等)や譲渡し等を目的とした広告・陳列も原則として禁止されています。
罰則
捕獲・採取や譲渡し等の規制に違反した場合・・・。
個人の場合
5年以下の懲役または500万以下罰金
法人の場合
1億円以下の罰金
チュン助メモ・・・
育成の近道は、生息地の環境に近づけることが重要だと考えてます。しかし、どんなに頑張っても星になる時もあります・・・。そんな時は、自分の経験になったと開き直って次に生かせば良いと思います。後、害虫は気持ち悪いです・・・。