
ムサ・レブムーナン・フロリダ・バリエガータとは・・・
ムサ・レブムーナン・フロリダ・バリエガータ(Musa Leb Mu Nang Florida Variegated)は、鮮やかな斑入り葉で注目を集める観賞用バナナの一種です。バナナ属特有の大ぶりな葉に、黄緑・深緑・赤色の鮮やかな模様が広がるその姿は、まるでアート作品のよう。南国の雰囲気を自宅で楽しみたい方におすすめの品種です。



特徴
- 斑入りの美しさ:黄緑、深緑、そして赤色が葉にランダムに入り、個体ごとに違った表情を見せてくれます。
- 観賞価値が高い:実を食べることは目的ではなく、その美しい葉を楽しむためのバナナです。
- 成長が比較的早い:環境さえ合えば、ぐんぐん育ち、葉の展開とともに鑑賞価値が増していきます。
生息地
残念ながら、ムサ・レブムーナン・フロリダ・バリエガータの正確な原産地・自生地は検索しても情報がありませんでした。ただし、バナナ属の性質から見て、高温多湿な熱帯〜亜熱帯地域をルーツにしていると考えられます。
育成方法
育成は比較的容易ですが、美しい斑入り葉を保つには一定の工夫が必要です。
- 日照:明るい半日陰を好みます。直射日光が強すぎると葉焼けを起こす可能性があるため、遮光ネットやレースカーテン越しの光が理想的です。
- 温度:最低15℃以上をキープ。冬場は室内で管理し、寒さによるダメージを避けましょう。
- 水やり:成長期(春〜秋)は、用土が乾いたタイミングでたっぷりと与えます。冬は控えめに。
- 湿度管理:高湿度を好むため、葉水を与えると葉が美しく保てます。
chunsukeが活用している用土
ムサ・レブムーナン・フロリダ・バリエガータの栽培には、**赤玉土(小粒)100%**を使用しています。
赤玉土は保水性と排水性のバランスに優れており、根腐れの予防にも効果的です。単用でも空気を含みやすく、初心者でも管理がしやすい土壌です。斑入りバナナの根張りにもよく適応しています。
増やし方
株分けが一般的な増やし方です。親株の根元に発生する「吸芽(シュート)」が育ったタイミングで、丁寧に切り離し、個別に鉢上げすることで新しい株として育てることができます。
無理に分けようとすると根を痛める可能性があるため、吸芽が十分に大きくなり、根がしっかり付いた状態で行うのがポイントです。
今後の育成用土変更予定
さらに安定した育成と美しい葉姿の維持を目指し、鹿沼土(小粒)・日向石(小粒)・赤玉土(小粒)・苦土石灰を「2:1:1:1」の割合で配合した用土へと変更する予定です。
この用土構成にすることで:
- 排水性と通気性が向上し、根の張りがより健全に。
- 鹿沼土の適度な酸性と苦土石灰の調整効果で、用土のpHバランスが整い、斑入り葉の色彩を維持しやすくなります。
- 乾きやすいため、水やりのメリハリがつけやすく、過湿による根腐れを防げます。