フィロデンドロン・ドメスティカムとは
フィロデンドロン・ドメスティカム (Philodendron domesticum)は、艶やかで美しい葉が特徴です。エレガントな雰囲気を持ち、インテリアプランツとしても人気があります。成長するとツルを伸ばし、支柱や壁を這わせながら成長するため、トレリスやモスポールを使った仕立ても楽しめます。
特徴
- 葉の形状：細長く、やや剣状の形をしており、成長すると大きくなる。
- 葉の質感：厚みがあり、光沢のある美しい緑色をしている。
- 成長性：ツル性のため、支柱や壁に沿わせると美しいフォルムになる。
- 耐陰性：比較的耐陰性があるが、明るい間接光のもとで育てるとより元気に成長する。
生息地
フィロデンドロン・ドメスティカムは、南アメリカの熱帯雨林に自生しており、高温多湿の環境を好みます。ジャングルの下層で他の木に巻きつきながら成長し、適度な湿度と通気性のある環境で育つのが特徴です。
育成方法
- 光
- 半日陰から明るい間接光を好む。
- 直射日光に当たると葉焼けを起こすため、カーテン越しの光が理想的。
- 温度
- 最適な温度は20～30℃。
- 10℃以下になると生育が鈍るため、冬場は室内の暖かい場所で管理する。
- 水やり
- 土の表面が乾いたらたっぷりと水を与える。
- 冬場はやや乾燥気味に管理し、根腐れを防ぐ。
- 湿度
- 高湿度を好むため、葉水を与えると良い。
- 乾燥が激しいと葉が傷むため、加湿器などで湿度を調整すると効果的。
- 肥料
- 春～秋にかけて、緩効性肥料を月1回、または液体肥料を2週間に1回程度与える。
Chunsukeが活用している用土
フィロデンドロン・ドメスティカムの栽培には、ベラボン（M・L）と軽石（中粒）を1：1の配合で使用。
- ベラボン：保水性が高く、根の成長を促す。
- 軽石：排水性を確保し、根腐れを防ぐ。
この配合により、通気性と保水性のバランスを取り、健康な根を育てる環境を作ることができる。
増やし方
- 挿し木（茎伏せ）
- 成長したツルをカットし、葉を数枚残して水に挿すか、湿らせたベラボンや水苔に挿す。
- 高湿度を保つことで発根が促進される。
- 株分け
- 成長した株を掘り起こし、根を傷つけないように分ける。
- 分けた株を新しい用土に植え替え、水をたっぷり与える。
