
アネクトキクルス・ロクスバーギー・ローズゴールドとは
アネクトキクルス・ロクスバーギー・ローズゴールド (Anoectochilus roxburghii ‘Rose Gold’)は、ジュエルオーキッド(宝石蘭)の一種で、美しい葉脈が特徴の観葉植物です。特に「ローズゴールド」という名の通り、葉脈に輝くような金色やピンク色の模様が入るのが魅力です。



特徴
- 葉の美しさ: 深い緑色の葉に、ローズゴールドの細かい葉脈が輝く。
- 成長スタイル: 地面を這うようにゆっくりと成長する。
- 耐陰性: 明るい日陰での栽培が最適。直射日光は葉焼けの原因になる。
- 高湿度を好む: 乾燥に弱いため、湿度を維持することが重要。
生息地
アネクトキクルス・ロクスバーギーは、中国南部、台湾、インド、マレーシア、インドネシアなどの東南アジアの湿度の高い森林に自生しています。落ち葉や腐葉土が積もる森の下層で育ち、薄暗く湿った環境を好みます。
育成方法
- 光: 弱い間接光が最適。直射日光を避け、LEDライトで管理するのも良い。
- 温度: 18~25℃の温暖な環境を好む。寒さに弱いため、冬は室内管理を推奨。
- 湿度: 70~90%の高湿度が必要。乾燥すると葉がしおれるため、テラリウムや温室での栽培が適している。
- 水やり: 常に湿った環境を維持しつつ、水の停滞を防ぐ。蒸れや根腐れに注意。
- 肥料: 成長期に希釈した液体肥料を月1回程度与えると良い。
chunsukeが活用している用土
アネクトキクルス・ロクスバーギー・ローズゴールドの育成には、水苔を使用。この用土は保湿性が高く、根の乾燥を防ぎながら適度な通気性を確保できるため、湿度を好むジュエルオーキッドには最適。
増やし方
- 挿し木: 生長点を残し、水苔に植えて発根させる。
- 組織培養: 専門的な方法だが、大量に増やす場合に有効。
栽培記録
私は現在、密閉型のクリアボックス内で管理しています。ボックス内の湿度はおおよそ**80%から90%**をキープしており、乾燥を防ぎながら、しっとりとした理想的な環境を維持できています。
また、葉の健康維持と活性化を目的に、週に1回程度、活力剤入りの葉水も行っています。葉全体に優しくミストをかけることで、乾燥によるダメージを防ぎつつ、ツヤのある美しい葉を保つことができています。
こうした管理の結果、現在も新葉が順調に展開しており、株の状態は非常に良好です。葉色も濃く、ローズゴールド特有の輝きがしっかりと出てきています。
アネクトキクルス・ロクスバーギー・ローズゴールドを育てるには、高湿度管理と定期的な葉水がポイント!今後もこの環境をキープしながら、さらに美しく育てていきたいと思います。