
ベゴニア・ダースベーデリアーナとは?
ベゴニア・ダースベーデリアーナ (Begonia darthvaderiana)は、2014年にインドネシア・ボルネオ島のカリマンタン地域で新種として記載された比較的新しいベゴニア。
名前の由来はもちろん、『スター・ウォーズ』のダース・ベイダーから。黒く輝く葉と赤い葉脈のコントラストが、まさにダークヒーローを彷彿とさせます。栽培難易度もラスボス級です・・・・。



特徴
- 葉は光沢のある黒〜濃赤紫のベルベット調。
- 葉脈は鮮やかな赤色で、光の角度によって立体感のある輝きを見せる。
- コンパクトな株姿でガラスケースや水槽栽培にも適している。
- 高湿度と安定した環境を好む超デリケートなジュエルベゴニアの代表格。
生息地
原産地はインドネシア・ボルネオ島の熱帯雨林の奥地。湿潤で薄暗い森林床に自生しており、常に高湿度・安定した気温の中で育つ環境に適応しています。
育成方法
光
- 弱光〜半日陰を好む。直射日光はNG。
- レース越しの光やLEDライトで管理するのがベスト。
温度
- 20〜28℃が適温。寒さに非常に弱く、15℃以下では注意が必要。
- 急激な温度変化は葉傷みや根腐れの原因になる。
湿度
- **高湿度(80%~85%)**を好む。水槽やケース栽培が理想。多湿過ぎても葉っぱが溶ける
- 乾燥に非常に弱く、エアコンの風などにも注意。
水やり
- 水苔が乾きすぎないように、常にしっとりと保つ。
- ただし、蒸れには注意。風通しも適度に確保を。
chunsukeが活用している用土
**水苔(ミズゴケ)**を単用で使用しています。
- 水苔は保湿性・保水性に優れており、ベゴニア・ダースベーデリアーナのような高湿度を必要とする植物には最適。
- 根を傷つけずに清潔に管理しやすいため、室内栽培にも向いています。
- 定期的に水苔の表面を清掃したり、劣化した部分を取り替えることで清潔な環境を維持できます。
増やし方
葉挿しによる繁殖
ダースベーデリアーナは葉挿しで増やすことができます。以下は基本的な手順です。
葉挿しの手順:
- 健康な葉を1枚カット(葉柄付きが理想)。
- 水苔を湿らせて軽く絞り、ケースや容器に敷く。
- カットした葉を水苔の上に置き、軽く押さえる。
- 湿度を保ちつつ、ケース内で明るい日陰に置く。
- 約2~4週間で発根、うまくいけば芽が出る。

