ソネリラ・ホワイトスポット

Posted by チュン助 on 2025年6月14日
ソネリラ・ホワイトスポット

ソネリラ・ホワイトスポットとは?

ソネリラ・ホワイトスポット (Sonerila sp. ‘White Spot’)は、東南アジアを中心に分布するメラストマ科の植物で、湿度の高い熱帯林の林床に自生します。なかでも「ホワイトスポット」は、葉にドット柄の白い斑に葉脈に白いラインが入るのが特徴的です。


特徴

  • 深いエメラルドグリーンの葉に小さな白いスポットが無数に点在
  • 葉の表面には微細な毛があり、ベルベットのような質感
  • 葉は直径3〜5cm程度で、コンパクトにまとまる
  • 観賞価値が非常に高く、テラリウムや密閉栽培に人気

生息地

  • 原産地:マレーシア、タイ、インドネシアなどの東南アジア
  • 環境:熱帯雨林の林床や渓流沿いの湿潤な岩陰
  • 特徴:空中湿度が高く、風通しが少ない閉鎖的な環境を好む

育成方法(プラスチックカップでの密封栽培)

容器

  • 透明のプラスチックカップを上下で合わせて密封すると、高湿度を保ちやすく管理しやすい
  • 側面に小さな通気孔をあけることでカビの発生を軽減

温度・湿度

  • 適温:20~28℃
  • 湿度:常時80%以上
  • 密封により蒸れやすいため、高温期は遮光や冷却対策が必要

  • 直射日光はNG。レース越しの柔らかな光か、**LEDライト(5,000~6,500K)**で管理

水やり

  • 水苔が湿っていればOK。加湿しすぎず、乾燥させないことが大切
  • コケの表面が乾いてきたら霧吹きで軽く加湿

chunsukeが活用している用土

水苔のみを使用しています。

  • 湿度保持力が高く、密封栽培との相性も抜群
  • 根の成長を妨げず、腐敗のリスクも低い
  • 定期的に新しいものに交換すると清潔に保てる

👉 カップの底に軽く敷き詰め、ふんわりとした空間を残してセットするのがポイント。


増やし方

① 葉挿し(リーフカット)

  • 健康な葉をカットして、葉柄を水苔に軽く挿し込む
  • 密封して管理すると2~4週間ほどで発根
  • 発根後に子株が葉の基部から吹いてくる

② 茎挿し(ステムカット)

  • 成長した株の茎を1〜2節でカットし、水苔に挿し込む
  • 茎の節から発根し、新しい芽が吹いて再生する
  • 挿し木後も湿度と温度の維持が成功の鍵

ソネリラ・ホワイトスポットが気になる方