
ソネリラ・ホワイトスポットとは?
ソネリラ・ホワイトスポット (Sonerila sp. ‘White Spot’)は、東南アジアを中心に分布するメラストマ科の植物で、湿度の高い熱帯林の林床に自生します。なかでも「ホワイトスポット」は、葉にドット柄の白い斑に葉脈に白いラインが入るのが特徴的です。



特徴
- 深いエメラルドグリーンの葉に小さな白いスポットが無数に点在
- 葉の表面には微細な毛があり、ベルベットのような質感
- 葉は直径3〜5cm程度で、コンパクトにまとまる
- 観賞価値が非常に高く、テラリウムや密閉栽培に人気
生息地
- 原産地:マレーシア、タイ、インドネシアなどの東南アジア
- 環境:熱帯雨林の林床や渓流沿いの湿潤な岩陰
- 特徴:空中湿度が高く、風通しが少ない閉鎖的な環境を好む
育成方法(プラスチックカップでの密封栽培)
容器
- 透明のプラスチックカップを上下で合わせて密封すると、高湿度を保ちやすく管理しやすい
- 側面に小さな通気孔をあけることでカビの発生を軽減
温度・湿度
- 適温:20~28℃
- 湿度:常時80%以上
- 密封により蒸れやすいため、高温期は遮光や冷却対策が必要
光
- 直射日光はNG。レース越しの柔らかな光か、**LEDライト(5,000~6,500K)**で管理
水やり
- 水苔が湿っていればOK。加湿しすぎず、乾燥させないことが大切
- コケの表面が乾いてきたら霧吹きで軽く加湿
chunsukeが活用している用土
水苔のみを使用しています。
- 湿度保持力が高く、密封栽培との相性も抜群
- 根の成長を妨げず、腐敗のリスクも低い
- 定期的に新しいものに交換すると清潔に保てる
👉 カップの底に軽く敷き詰め、ふんわりとした空間を残してセットするのがポイント。
増やし方
① 葉挿し(リーフカット)
- 健康な葉をカットして、葉柄を水苔に軽く挿し込む
- 密封して管理すると2~4週間ほどで発根
- 発根後に子株が葉の基部から吹いてくる
② 茎挿し(ステムカット)
- 成長した株の茎を1〜2節でカットし、水苔に挿し込む
- 茎の節から発根し、新しい芽が吹いて再生する
- 挿し木後も湿度と温度の維持が成功の鍵