ハスノハギリ・ラブリーハート

Posted by チュン助 on 2025年8月3日
ハスノハギリ・ラブリーハート

ハスノハギリ・ラブリーハートとは・・・

ハスノハギリ・ラブリーハート(Hernandia nymphaeifolia ‘Lovely Heart’)は、葉身はやや革質で広卵型で白、深緑、グレーの斑がはいるのが特徴的な観葉植物です。名前も見た目も愛らしく、インテリアプランツとして密かに注目されています。


特徴

ラブリーハート最大の魅力は、丸みを帯びた葉とその透け感のある葉脈模様。ハスの葉を思わせるようなフォルムと、やわらかい質感が相まって、空間をふんわりと優しい印象に変えてくれます。
また、株が成長するごとに葉柄が長く伸び、軽やかに広がっていく姿は、まるで緑の傘のようです。


生息地

ハスノハギリの原種は、東南アジアや南太平洋の島々の沿岸部に広く分布しており、海風の当たる砂地やマングローブ林に自然に育っています。潮風や湿度の高い環境にも順応し、熱帯植物らしいタフさとしなやかさを持っています。


育成方法

ハスノハギリ・ラブリーハートは熱帯原産の植物ですが、日本でも室内管理で十分に育成可能です。

  • 日当たり:直射日光を避けた明るい半日陰が理想。窓際のレース越しの光がちょうどよいです。
  • 温度管理:寒さには弱いため、最低でも10℃を下回らないようにしましょう。冬場は室内の暖かい場所で管理します。
  • 水やり:用土が乾いたらたっぷりと水を与えます。常に湿っている状態は根腐れの原因になるため、乾湿のメリハリを意識します。
  • 湿度:空中湿度が高いほど葉の状態が良くなるため、霧吹きや加湿器の活用がおすすめです。

chunsukeが活用している用土

ハスノハギリ・ラブリーハートの栽培において、chunsukeは以下の用土配合を使用しています:

  • 赤玉土(小粒):1
  • 鹿沼土(小粒):2
  • 日向石(中粒):1

この配合は以下のような利点があります:

  • 排水性と通気性に優れ、根腐れを防ぎやすい
  • 鹿沼土が保水性と適度な酸性環境を作り、熱帯性植物に適している
  • 日向石が根の張りをサポートし、根が健全に成長しやすい

このような用土環境により、ハスノハギリ・ラブリーハートは根元から安定して育ち、葉のツヤや色も鮮やかになります。


増やし方

ラブリーハートの増やし方は主に挿し木です。

  1. 成熟した茎を数節カットし、清潔なカッターで切り口を整えます。
  2. 挿し穂は数時間水につけて吸水させ、切り口の乾燥を防ぎます。
  3. 上記の配合用土に挿し、直射日光の当たらない場所で管理。
  4. 湿度を高めるため、ラップやクリアケースなどで軽く密閉すると発根率が上がります。

発根までの目安は約2〜4週間。根が確認できたら鉢上げして管理を続けましょう。

ハスノハギリが気になる方・・・