
ハスノハギリ・ラブリーハートとは・・・
ハスノハギリ・ラブリーハート(Hernandia nymphaeifolia ‘Lovely Heart’)は、葉身はやや革質で広卵型で白、深緑、グレーの斑がはいるのが特徴的な観葉植物です。名前も見た目も愛らしく、インテリアプランツとして密かに注目されています。



特徴
ラブリーハート最大の魅力は、丸みを帯びた葉とその透け感のある葉脈模様。ハスの葉を思わせるようなフォルムと、やわらかい質感が相まって、空間をふんわりと優しい印象に変えてくれます。
また、株が成長するごとに葉柄が長く伸び、軽やかに広がっていく姿は、まるで緑の傘のようです。
生息地
ハスノハギリの原種は、東南アジアや南太平洋の島々の沿岸部に広く分布しており、海風の当たる砂地やマングローブ林に自然に育っています。潮風や湿度の高い環境にも順応し、熱帯植物らしいタフさとしなやかさを持っています。
育成方法
ハスノハギリ・ラブリーハートは熱帯原産の植物ですが、日本でも室内管理で十分に育成可能です。
- 日当たり:直射日光を避けた明るい半日陰が理想。窓際のレース越しの光がちょうどよいです。
- 温度管理:寒さには弱いため、最低でも10℃を下回らないようにしましょう。冬場は室内の暖かい場所で管理します。
- 水やり:用土が乾いたらたっぷりと水を与えます。常に湿っている状態は根腐れの原因になるため、乾湿のメリハリを意識します。
- 湿度:空中湿度が高いほど葉の状態が良くなるため、霧吹きや加湿器の活用がおすすめです。
chunsukeが活用している用土
ハスノハギリ・ラブリーハートの栽培において、chunsukeは以下の用土配合を使用しています:
- 赤玉土(小粒):1
- 鹿沼土(小粒):2
- 日向石(中粒):1
この配合は以下のような利点があります:
- 排水性と通気性に優れ、根腐れを防ぎやすい
- 鹿沼土が保水性と適度な酸性環境を作り、熱帯性植物に適している
- 日向石が根の張りをサポートし、根が健全に成長しやすい
このような用土環境により、ハスノハギリ・ラブリーハートは根元から安定して育ち、葉のツヤや色も鮮やかになります。
増やし方
ラブリーハートの増やし方は主に挿し木です。
- 成熟した茎を数節カットし、清潔なカッターで切り口を整えます。
- 挿し穂は数時間水につけて吸水させ、切り口の乾燥を防ぎます。
- 上記の配合用土に挿し、直射日光の当たらない場所で管理。
- 湿度を高めるため、ラップやクリアケースなどで軽く密閉すると発根率が上がります。
発根までの目安は約2〜4週間。根が確認できたら鉢上げして管理を続けましょう。
